今日からデンマークでは小5までと幼稚園が再開された。こどもたちも行った。 僕らもようやく、ちょっと一息だ。
在デンマーク日本大使館の情報によれば、これから少しずつ閉鎖を解除していくようだ。 一ヶ月前に国境も学校もレストラン等も閉鎖したのが功を奏したようだ。重症者は増えていないという。
国境を閉鎖したことで、国外からのコロナ持ちこみが最低限度になった。 大型ショッピングセンターを閉鎖したこと、公共交通機関利用の自粛などで、無秩序な人的接触の発生も最低限にとどめた。
こうなると、接触先を追求できる人間関係を特定しやすくなるし、感染が無秩序に広がることはない。ここまでくると、発生してもいわゆるクラスター対策で対処可能だ。 政府はそう判断したのだろう。
学校が再開されることは、デンマークでコロナが終わったということではない。こどもたちも、基本的に10人までの単位でクラスを臨時に編成して過ごす。 2メートルのSocial Distance(社会的距離)も維持される。 感染が予想以上に広がればまた閉鎖されるだろう。
それでも、周りに友達がいて、笑いあえるのはこどもたちにとってどれだけ救いになることだろうか。
そう考えて、若干のリスクをとりながら、こどもたちの精神面を考慮して、再開に踏みきったデンマーク政府を評価したい。 僕らは、これで感染が広がっても、政府の決断を批判することはしないようにしたい。